皮膚症状
皮膚症状
主な皮膚症状について
カサカサ・赤み・かゆみ
急にブツブツや赤みが出た
一部がジュクジュク・ザラザラしている
食べた後に皮膚が赤くなった・かゆくなった
離乳食直後の口回りの赤み・ブツブツ
小児の発疹性疾患:原因別まとめ
1. ウイルス・細菌による感染症(感染性発疹)
2. アレルギー反応による発疹

子どもの皮膚は大人に比べて薄く、外部刺激に弱いため、さまざまな皮膚トラブルが起こりやすい特徴があります。発疹、湿疹、赤み、かゆみ、ぶつぶつ、水ぶくれ、ただれなど、症状の現れ方は多様で、原因も感染症、アレルギー、乾燥、虫刺され、接触刺激など多岐にわたります。皮膚症状が全身の病気のサインとして現れることもあり、発熱や全身状態の変化を伴う場合は注意が必要です。
多くは適切なスキンケアと外用薬で改善しますが、別に治療や注意が必要な病気もあるため、気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
皮膚のバリア機能が低下し、慢性的な炎症が起きている可能性があります。
アトピー性皮膚炎
左右対称に湿疹が出たり、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
乾燥性湿疹
冬場などの乾燥でバリアが壊れ、かゆみが出る状態です。
乳児湿疹
赤ちゃん特有の皮脂の過剰や乾燥によるトラブルです。
感染症やアレルギーなど、全身の反として皮膚に症状が出ることがあります。
じんましん
蚊に刺されたような盛り上がりが急に現れ、数時間で場所を移動したり消えたりします。
「発熱があるか」「かぜ症状はなにかあるか」を併せて確認してください。感染症の場合は、周囲への感染拡大を防ぐための登園・登校判断も必要です。
特定の場所にバイ菌が入ったり、ウイルスに感染している可能性があります
とびひ
(伝染性膿痂疹)
水ぶくれをかき壊した手で触ると、あちこちに「飛び火」するように広がります。
みずいぼ
(伝染性軟属腫)
小さな光沢のあるイボ。プールなどでうつることがあります。
おむつかぶれ
おむつの当たっている部分が赤く荒れます。カビ(カンジダ)が原因の場合もあります。
特定の食品を摂取した後に起こる「食物アレルギー」のサインかもしれません。ただし、元気な状態は変わらず、食べた離乳食などの直後にお口の周りだけの症状であれば、アレルギーではないケースも多くあります。
離乳食を食べた直後にお顔が赤くなると、食物アレルギーかも、と驚かれるかもしれません。もし、赤みやブツブツがお口の周りだけに出ているなら、「接触皮膚炎」の可能性があります。症状が強い場合や、何か少しでもご心配なことがあれば、ご相談ください。
接触皮膚炎の原因
食べ物の成分(塩分、果汁、糖分など)や、付着した食べ物を拭き取る際の摩擦、よだれによる刺激です。
特徴
食べたものが直接触れた場所だけが赤くなります。
アレルギーとの違い
全身に広がることはありません。
食事の前に、ワセリンなどの保護剤をお口の周りに薄く塗っておくと、刺激から皮膚を守ることができます。
小児科では最も頻度が高くなっています。多くは発熱を伴います。
| 疾患名 | 発疹の特徴 | 随伴症状・備考 |
|---|---|---|
| 突発性発疹 | 解熱直後に出る、お腹を中心とした淡い赤色の発疹。 | 6ヶ月〜2歳頃に多い。高熱のわりに機嫌が良いことが多い。軽度鼻水を伴う、特徴的な咽頭炎があることがある。 |
| 手足口病 | 手のひ、足の裏、口の中にできる小さな水ぶくれ。 | 主に夏に流行。口内炎の痛みで水分が摂れない場合は脱水に注意する。 |
| 麻疹(はしか) | 耳の後ろから始まり全身へ。赤く盛り上がり、融合する。 | 高熱が出る。頬の内側に白い点(コプリック斑)が出る。 |
| 風疹(三日はしか) | 淡い紅斑が全身に広がるが、3日程度で消退。 | 首のろのリンパ節が腫れるのが特徴。 |
| 水痘(水ぼうそう) | 赤いポツポツ→水ぶくれを伴う→かさぶたへと変化。 | 頭皮(髪の中)にも出ます。※ワクチン2回接種で軽症化し診断が難しいことがありますが、水疱を伴えば、抗原検査を行うことがあります。 |
| 伝染性紅斑(リンゴ病) | 頬が真っ赤になり、手足にレース状・網目状の発疹。 | 発疹が出る頃には感染力はほとんどありません。 |
| 溶連菌感染症 | 全身にザラザラした細かい赤い紅斑ができることがある(咽頭炎だけのことも多い) | 喉の痛み、イチゴ舌(舌が赤くブツブツ)を伴うことがある。 |
その他、特定の病原体が不明の感染症の場合(ウイルス性のかぜ)でも、体に発疹や赤みが出ることがあります。
特定の刺激に対する免疫反応です。通常、かゆみを伴います。
じんましん
(急性・慢性)
特徴
蚊に刺されたような盛り上がり(膨疹)が急に出現し、数時間以内に場所を変えたり消えたりします。
原因
食物、薬剤、寒冷刺激、感染に伴うものなど様々です。
食物アレルギー
(即時型)
特徴
特定のものを食べて数分〜2時間以内に出るじんましんや赤み。
注意
呼吸がゼーゼーしたり、嘔吐を伴う場合は「アナフィラキシー」の疑いがあり緊急受診が必要です。
アトピー性
皮膚炎・湿疹
特徴
左右対称にカサカサした赤みやかゆみが続く。
病態
皮膚のバリア機能低下が根本にあり、慢性的に経過します。
川崎病
(小児急性熱性皮膚粘膜
リンパ節症候群)
特徴
全身の様々な形の発疹(BCG接種跡の赤みも特徴的)。
主要5症状
5日以上続く高熱、目の充血、唇の赤み、イチゴ舌、手足先の硬いむくみ、首のリンパ節腫脹。
重要性
心臓の冠動脈に瘤(コブ)ができる合併症を防ぐため、入院治療が必須です。川崎病の可能性がある場合、連携医療機関へ速やかにご紹介いたします
IgA血管炎
(紫斑病)
特徴
主に足やお尻に出る、押しても消えない紫色の点(紫斑)。
随伴症状
腹痛や関節痛を伴うことがあります。腎炎の合併に注意が必要です。など
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